torino 2006
中々GOLDを手に入れられない、どころがBRONZEもきびしい日本選手団。
出ることすら大変といわれるオリンピック。でもメダル目指してがんばってほしいなぁ。
そんなtorinoでむちゃくちゃな競技というか、私的に白熱してしまった競技がある。
スノーボードの「クロス」という競技。
今回より正式競技ということで今回の勝者が初代チャンピオン。
この競技なにが凄いって
1組4人の同時スタートで行われ、コース上に設置された
オブストラクションをクリアしながらスピードを競い、
速くゴールした選手が勝者という単純明快な競技。
(-公式ページ引用-)
結構きつめのバンクを4つも5つもクリアしながら、
抜かされないようにコースどりをしつつ1位でのゴールを目指す。
途中で抜きつ抜かれつ、ハラハラしながら見ているのだが、
一番最後を滑っていても一瞬のトラブル(接触)などであっという間に順位が変わる。
要は、運を50%持ち合わせてないと勝ち抜けない競技でもある。
日本男子は予選通過がギリギリの結果で終わってしまったが、日本女子の選手はおもしろかった。
TVは予選通過した場面から見ていたが、先ず解説のコメントがおもしろい。
解説A「藤森選手 予選通過15位。すごいですね~」
解説B「世界で15番目にはやいんですよ。すごい!」
15番目にはやいって。。。どのくらい早いんだ?
お前らの褒め方がすごいゾ。大して期待していない事バレバレだってば・・・
こんなくだりで、始まった2次予選。
スタートすぐの山のジャンプの着地で体制を崩し、4人中4位でスタート。
どんどん引き離されて、もうだめだな~と思ったとき奇跡は起きた。
2位と3位の選手が接触して転んでしまった。でその横をするっと抜けて
2位でゴール。セミファイナル進出!本人大喜び!
その瞬間の解説達
解説A「あっ転んだ転んだ!藤森選手チャンスだ!」
解説B「クロスはこれがあるからわからない!藤森いけ~!」
お前らの解説もわからない。がんばれ!
我々のTV前での応援もひどかった。
「藤森選手がんばれ~」ではなく、周りの選手にめがけて「こけろ!こけろ!」と罵声の荒らし。
なんともスポーツマンシップにのっとった応援からは程遠かった。
結局セミファイナルでも、神様はチャンスをくれたが活かしきれなかった藤森選手は7位だった。
優勝者も、直前まで2位を滑っていた選手が、ゴール前でエアをしたばっかりに着地に失敗した
先頭をすべっていた選手を抜いて優勝!アメリカのスノーボードグランドスラムはならなかった。
TVの前で相棒から「もし、冬季オリンピックに出れるとしたら何の競技?」聞かれたので
「カーリング」とこたえた私であった。だってホントに出れそうだもん。