昨日、相棒の誕生日を迎えたので、お祝いに食事に出かけた。
うちの相棒はとっても不思議な人で、毎年毎年27歳である。歳をとらないのである。
たしか付き合い始めた時も27歳だったハズなのだが、去年も27歳だった。
確か結婚した時も27歳。おかしいなぁ。姉さん女房もらったハズなのに?はて?
一応念のため、今年でいくつになった?と聞くと
当然の如く「今年で27になりました。」と言っていた。
いつの間に、永遠の若さを手にいれたのだろうか?○○の血や肉を食べたのだろうか?
なんか薬のんでたっけ?
そういえば・・・・あっ!
今日はセレとは一緒に出勤していたので赤坂某所で待ち合わせ。
ピックアップ後、会社から車で10分ほどの都内某所に到着。石鍋料理を食べさせる処である。
数年ほど前から季節の変わり目に食していた料理なのだが、ここ以外で石鍋料理というのに
出合ったことがない。相棒も食した事がないというので、折角だから27歳の誕生日の
お祝いにと予約をして出かけた。
このお店は閑静な住宅街の中の一軒家にある。周りを見渡してもお店らしきモノは存在しない。
当然看板などもなく、一度行った位だときっと見落とす事間違いない。
あれ?セレーノは?と思いの貴方。結構するどい。そうなのである。
そんなお店にセレーノ同伴で行ったのである。
当然、犬OKなんて事はありえない。というより店自身に大前提としてありえないだろう雰囲気は確かにある。
ところが、セレが我が家に来てから密かに狙ってはいた。
というより何度か交渉を重ねていたのである。
「オーナー犬好きですか?」
「一度試しに連れてきていい?」
「小型犬だから大丈夫かな?」
「躾もちゃんと(?)入ってるし〜」
「妻の誕生日のお祝いに招待しようと思ってるんだけどさ、家族全員呼んでもいい?」
「もし騒いだりしたら、私を出入り禁止にしていいからさ!」
最後の方は、何がなんだか判らない交渉になってはいたが、
「じゃあ試しに一度面接がてら連れていらっしゃい。」という事になり、昨日はセレも一緒に
相棒の27歳の誕生日をお祝いする事ができた。
というもの、昨今犬OKのお店が確かにものすごい勢いで増えている。
ただ、残念ながら人間も犬もゆっくりできて且つ、味もイケテルお店が比例して増えていない。
なので自分で開拓もしたくなる。
でもって人間も料理で楽しめてかつ、犬も一緒に楽しめるお店で皆で集まれたらなぁ。想う今日この頃...
そんな開拓精神を煽る一つだったりもするこの石鍋料理のお店。
夏が過ぎて秋が始まれば鍋を囲むのも悪くない。
玄関のチャイムを鳴らしドアを開け、おそるおそる中へ.....(セレは自分のバックの中)
今回は個室でひっそりと過ごして様子を見るため、2階にあがった。
(このお店は、オープンフロアとは別には少人数の個室から、20名くらいまでの個室がある)
飲み物をオーダーして、しばらく待つとオーナーがやってきた。
「あれ?今日は犬を連れてこなかったの?」
「いえいえこの中に」とセレのいるバックを指差すと、
「そんな小さい中に閉じ込めてないで、出せば?」
「ありがとう。では後ほど〜」と、中々いい感じで夕食が始まった。
最初はここで(予備椅子)大人しく待機
この石鍋料理。ベースはこま油がメイン(他に何が入っているのか秘密らしい)。
で、最初に牛肉と豚肉をたっぷりのごま油で揚げるように炒めてスタートである。
続いて、出汁を入れて、野菜、海老、蟹をどんどん入れていく。
ごま油+αで揚げるように炒め始めて.... 色々入る
ちなみに鍋奉行として、お店のスタッフが全部やってくれるので我々は、待っている間
飲んだりしゃべったりして時を過ごす。
初めて知った事だが、オーナーが「ここに来るお客さんで、日本で一番最初にIGを飼った人を知ってる。」と
言われて少々ビックリ。
ただその最初の定義が15-6年前と言っていたので、年数を間違えているか、犬種違いかどちらかであろう。
あの黒い物体はなに?おいしそうなニオイするけど.... 「鍋と私」
鍋の中を一通り平らげると、最後に麺を茹でてくれて、その後、最後のデザートを食べる。
フレッシュフルーツと杏仁豆腐が口の中をさっぱりにしてくれる。
(鍋自身は、ごま油がベースでありながら、味は結構あっさりしている。)
おなかいっぱいになった所で、一息ついてると一階が結構賑やかになっていた。
時計を見ると20:00を回っている。
今日はちょっと早めに来たのだが、このお店が本格的に稼動し始める時間である。
ここのお店実に開店時間も閉店時間も未定とちょっと変わってる。
予約が入ってない時は店も開かない。あまり商売っけがないとも言える。
今回は個室だった事もあり、セレがいる事は周りの人にも気づかれなかった。
帰るときはまたバックに入り、お店も混んできたので挨拶もそこそこに、そっと店を後にした。
で後ほど、お店に電話して「どうでした?」とドキドキしながら感想をたずねた。
「・・・・また遊びにいらっしゃい。ワンちゃんも一緒に。」 合格通知を戴いた。わ〜いわ〜い!
色々と細かい処は要調整だが、(何しろ床が全部絨毯だったり)第一段階はクリアである。
序々に回数を重ねて、冬の鍋の恋しい季節にいろんな犬と鍋をつつける日も近くなるカナ?
あっ!思い出した。都合が悪くなると足し算が出来なくなる副作用のあるビタミン剤だったっけ?
相棒よ!27歳の誕生日オメデト!
この記事に対するコメント